東京商工会議所主催のセミナーに行ってきました。
内容は「中小企業新事業活動促進法」という制度を利用して、助成金の申請を受け取るにはどうすればいいか、という事に関して。
シニアアドバイザーセンターというところのコンサルタントみたいな人や、実際に申請して助成金をゲットした企業の担当者さんが出てきて話をしてくれました。
無料だったけど中々有意義な話をして頂けて満足。
良い内容だったので教えません(笑)
内容を書かないんだったら何を書くんだよ、と思われそうですが、書くのは話の中で興味深かったことを数点。
「え?なんですと?」でした。
詳しく聞いてみると、自社にとって新しいことでその事業によって自社が新たなるステージへの変貌を遂げるんですよ、ということを示すことが重要だそうです。
体験者である企業の部長さんいわく「下請けからメーカーへ変身しました」ということで、偉そうにも私は「ほほーう。やるなぁ」と心で呟いてしまいました。
さらには「下請けだと現地まで出向いて工事しないといけないのですが、メーカーになったので物が移動するだけ。つまり販路が一挙に広まりました」的な事もおっしゃっていました。
いやはや凄い。
具体的なすうちは教えてくれませんでしたが、相当な額のプロフィットをもたらしたようです。
事例もそうでしたが、申請を受けた企業は80%程度が製造業だったそうです。そして残りが非製造業。
国の施策は「ものづくり」をサポートするものが多いですが、この助成金制度も製造業向けなスキームであるようです。
非製造業も20%はあるのですが、その中でウェブ関連は一体どのくらいなのでしょう。
当社のようにウェブ関連の会社(個人?)の方が聞いていましたが、数値が謎のままでした。
ウェブは画面では見えるものの手にとって何かというような「モノ」とは違うので、審査する側の方々に分かりにくいのは重々承知しているつもりです。
が、もう少しウェブ関連事業社のことも考えて制度作り・運用をして欲しいです。
審査に当たってはいろんな価値観を持った人がいて当然だとは思いますが、時には「ん?」と首をかしげたくなる方がいることもあります。
それが、「『設備投資がないと新規事業じゃない』と考えてる担当者(審査する人?)もいる」という証言でした。
頭が固いというか何というか。
設備投資がない=計画が稚拙、という論理なら分からないことはないです。
が、私の考えでは「設備投資がいらないけど実は新規でした」みたいなものがあっても良いのではないかと思うわけですよ。
価値観は多種多様で結構ですが、変なこだわりや先入観みたいなものを排除しないと、面白い新規事業とか出てこないのでは。
とうわけで、担当者の皆さんよろしくお願いします。
あんまり「オイシイ話は教えないぞ!」というスタンスで書こうとしたら愚痴っぽくなってしまいましたが、こういう制度を作ろうという考えは大賛成です。
セミナーも興味深かったですし、こういったセミナーはドンドン開催・情報提供して欲しいものですね。
それにしても、商工会議所の人ってなんであんなに「イイ人」そうな人が多いのでしょうか。
皆さん落ち着きまくり。