GISとはなんぞや?
推測交じりで知っていたこと(というよりも印象)は、
このくらいです。
で、その謎を解明するため、さらには「GISでひと儲けできないかな。グフフ」という想いを抱きつつ、
「ビジネスGISコーディネータ研修講座」に参加してきました。
1日のプログラムでしたが、ケーススタディ中心だったので楽しめながら理解できましかなと思ってます。
データも細かくて「ほほ~」と感心する内容が満載でした。
で、肝心のGISとは何ぞや、なんですが。私の分かっている範囲でちょっと解説していきましょう。
一言で言うと、なんでも地図にプロット!
色んなデータを地図上にプロットして可視化できるんです。たとえば顧客データの所得額、地図データ上で「所得1000万円以上のエリアは赤、それ以下は黄色」とかで表現できる。他にも、会員別でAランクの人だけ表示してみたり。
地図上で見えるので、どこにターゲット層の多いかが一目瞭然です。例えば新宿の所得1000万以上の富裕層に新聞広告を出そうとした場合を考えてみましょう。
■エクセルで、「新宿区」フィルタ
地名を細かくまで知ってる人がいないと、どのエリアにターゲット層が集中してるか分からない。
→全体に広告をしてコスト増
■GISで見る
地名が分からなくてもターゲット分布エリアが分かる。
意外なターゲットも発見できるかも。
→ピンポイントで広告を打ち、コストパフォーマンスの良い広告が可能
簡単に言うとこんな感じです。
ちなみに、コンビニの出展戦略とかで使われているらしいです。
昼間人口が多くて競合が少なくて・・・と色々条件を設定していくんですね。
デモンストレーションを眺めていると、「ほほう(偉そう)」と思い、簡単そうに思えるのですが、実際に自分たちがグループワークをする時になってみると案外難しい。あれこれと条件を変えてやってみるのですが、やみくもにやらず、しっかり仮説を立てて検証した方が良さそうでした。GISはプロットするデータが重要だと思うのですが、そのデータの正確性もさることながら、必要なデータとそうでないものを分別する取捨選択能力も必要ですね。
ある程度マーケティング慣れしている方が使うと相当威力を発揮するんじゃないでしょうか。ただ、慣れていれば慣れていたで既成概念を打破できないこともあるかもしれません。GISは、10人いれば10通りの結果が出る、十人十色のマーケティング可能になるツールなのかもしれません。