掲載誌 | 「RMC TOKYO NEWS」 | |
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掲載年月 | 2007年4月 vol.307 | |
執筆者 | (株)アイドゥ 代表取締役 井上きよみ |
3月6日、秋葉原ダイビルのコンベンションホールで「中小企業ビジネス創造フェア2007」が開催された。当フェアは、昨年に続き2回目で、今回は製造事業者の「ものづくり」、「販路開拓」を中心としたものだ。私自身も2度目のブース出展となる。
フェアは、中小企業診断士を含む18団体が出展する情報提供ブースと、ビジネス創造に役立つ経営セミナーで構成された。13時~17時の開催で、来場者数は約170名。その半数が事業者・公共機関の方で、残り半数が診断士だ。
ふと腕時計に視線を落とすと、13時15分。すでに開始時間は過ぎたはずなのに、ブース側は出展者の姿ばかりが目に付く。まだ始まったばかりだから仕方ないのか、と思いつつ、セミナー会場に足を移した途端、本当の理由がわかった。
経営セミナーのトップバッターは、東京大学先端科学技術センター特任教授でNPO法人産学連携推進機構理事長の妹尾堅一郎氏で「世界的中堅・中小企業への7つのポイント(~次世代ものづくりイノベーション)」がテーマであった。豊富な体験や、大学生との交流による「驚き・発見」が語られた。妹尾教授の知名度もさることながら、演壇を降りて観客席を訪れながら、随所随所で質問を投げかけ、一緒になって考えてもらう、聴衆参加型とも言える講義に、皆、釘付けになっていた。
妹尾教授のセミナーが終わると、ブース会場にも人が流れてきた。一見こじんまりとしたスペースだが、ちょっと立ち寄るにはちょうどいい距離感だ。
各ブースはパネル、パンフレット、プロジェクター、書籍販売等々、趣向をこらした展示となっていた。大仕掛けのものは置けないが、かえって出展者の立場とすれば、普段自分たちが使っているツール+α程度の準備で済ませられるので、負担が少なく出展しやすかった。
参考
中小企業ビジネス創造フェア2007(報告)
中小企業ビジネス創造フェア2007に出展してきました。今年のテーマは・・・
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