掲載誌 |
新聞「朝鮮商工新聞」 |
掲載年月 |
2007年3月6日号 |
執筆者 |
(株)アイドゥ 代表取締役 井上きよみ
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地図上に写真を配置
図1 筆者が散歩しながら撮影した写真を地図上に配置 |
カーナビで現在地の表示に使われるGPS(全地球測位システム)は、携帯電話などにも搭載されるようになってきました。
GPSを写真に利用すれば、図1のように地図上に写真を配置できます。これは、写真データに位置情報を付加することで可能となります。
旅先での写真が、どこで撮ったものか正確にわかれば、思い出はより楽しいものになるでしょう。
ビジネスにも応用できます。不動産の物件情報をこうして地図上で見られれば、お客様に喜ばれます。本支店マップや作業現場マップ等もよいでしょう。
デジカメ+GPSユニット
図2 ソニーのGPSユニット |
現在、GPS機能搭載のデジカメはほどんど市販されていないため、GPSユニットを利用します。私はソニーの「GPS-CS1K」(1万5千円程度)(図2)を使っています。このキットには必要なソフトも同梱されています。
またデジカメは、写真データの記録形式として「Exif 2.1」以上を採用している必要があります。ここ3年程度以内に購入したものであれば、ほぼ大丈夫です。
写真データに位置情報を追加する方法
最初の準備として、デジカメの日時をきちんと合わせておきます。そして、デジカメとGPSユニットを一緒に持ち歩いて撮影します。
戻ってきたら、GPSユニットとパソコンをつなぎ、専用ソフトでGPS情報をパソコンに取り込みます。そのGPS情報と写真ファイルの撮影時刻とを照合して、自動的に位置情報を追加するのです(図3)。
こうして出来上がった写真ファイルを地図ソフト上にドラッグ&ドロップすれば、できあがりです。
工夫次第で、ビジネスにもプライベートにも活用範囲が拡がります。春の行楽シーズンにぜひお試しを。
図3 専用ソフト「GPS Image Tracker」により、写真データに緯度・経度情報が付加された |
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