掲載誌 | 有料メールマガジン「Scan Security Management(2006年度)」 |
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掲載年月 | 2006年01月19日 Vol.134 |
執筆者 | 井上きよみ (アイドゥ) |
今まで6回にわたり、注目度の高い情報セキュリティ資格について解説してきた。最終回である今回は、これまで取り上げた資格をタイプ別に分類し、組織として、もしくは個人として、どの資格を狙うべきかを考察する。
本連載で取り上げた資格は下記の通りである。
[1]MCAセキュリティ (マイクロソフト)
>>(Scan Security Management・記事)
[2]情報セキュリティアドミニストレータ (IPA;国家資格)
>>(Scan Security Management・記事)
[3]Security+ (CompTIA)
>>(Scan Security Management・記事)
[4]VCA/VCE (ベリサイン)
>>(Scan Security Management・記事)
[5]SCTA (シマンテック)
>>(Scan Security Management・記事)
[6]CCSP (シスコ)
>>(Scan Security Management・記事)
[7]CIWセキュリティ・プロフェッショナル
>>(Scan Security Management・記事)
[8]CISSP ((ISC)2)
>>(Scan Security Management・記事)
これらを技術的要素とマネジメント要素のどちらが強いか、固有の技術・方式に依存するか一般的かの傾向により、以下の四象限にプロットした。
固有
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技術 -----------------+----------------- マネジメント
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[3] [7] [8]
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[2]
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一般・中立
この図を元に、各資格の取得意義について考えてみよう。
技術的要素、固有要素が強い資格。該当ベンダの製品やサービスを扱う技術者、上級ユーザが身につけたい資格である。資格認定者は、その分野における技術者としての即戦力が期待される。特に取得困難なものであれば、中途採用時には、かなりのアピールポイントとなろう。
セキュリティに関する基本・応用知識をバランス良く広く持っていると評価される。ユーザ部門のセキュリティ担当や管理者として最適。しかし、セキュリティ製品・サービスを提供する側の専門家として評価されるには、このタイプの資格以外に、第二象限および第四象限の資格を合わせ持つ必要がある。基礎がある分、専門性の高い資格にもチャレンジしやすいはずだ。新卒採用時には、かなりアピールできる。
セキュリティ・マネジメントの専門性が高いタイプ。技術者よりもコンサルタント的感覚が強い。とはいえ、技術的要素も押さえた上でのマネジメントであり、ISMSの高まりと共に、今後取得希望者が増加するであろう分野だ。
どの資格を選ぶかについては、2つの視点が必要となる。
とはいえ、資格取得を現実のものとするには、費用や日程、試験制度をきちんと把握し、その上で取り組まなければならない。
複数試験の合格を必要とするのは、以下のもの。試験科目が多い場合、職場の協力はもとより、綿密にスケジュールを立てる必要があろう。
ベリサインのVCA/VCEが該当する。養成コース終了後に試験がセットされている。資格の特性上、職場からの要請による受講・受験が多い。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 注目の情報セキュリティ資格、その取得と効用■第7回■ 企業ニーズに合う資格は? 取得しやすい資格は?
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