会社間の業務提携でも「Novell Identity Manager 3」(IDM3)が強力に実務面を支援してくれると知り、新しい大きな仕事に向けて意欲満々の二人。
今日はIDM3の持つ「見える化」の強みが聞けそうだ。
アイディンティティ管理システムをスムーズに導入するには、システムに必ずしも詳しくない上層部の人たちに、きちんと納得してもらうことが必要だけど、それができる素晴らしいツールがあるって、前回、話したね。 | |
どんなツールか、楽しみにしていたの。 | |
ところで、「見える化」という言葉を知っておるかい? | |
うん、よく聞くよ。「仕事の見える化で効率アップ」とか「管理の見える化」とか。 | |
そういえば、うちの課では「見える化」と言って、今まで表にまとめていた売上高と利益率を、商品種別ごとに棒グラフにしたんだわ。 | |
棒グラフの効果はあったかい? | |
ええ、もちろん。たくさん売れているのに利益がほとんどない商品があるかと思えば、反対に売上は少ないけど、すごい利益を出しているコレとアレなんて、一目瞭然。グラフを見ながらミーティングをすると、「うんうん、そうだね」とか「ああ、ホント!」とか、意思疎通も断然早いわけ。 | |
そうだね。見える化、つまりビジュアル化で、直感的にわかるようになるんだ。 | |
実はIDM3は、その「見える化」を先取りしたシステムなんじゃ。 | |
へぇ、そうなんだ。例えば、どんなところで? | |
「承認ルールの流れ」と書かれた図を渡されて、この通りにシステムが動くようにプログラミングしてください、って言われたらどうする? | |
どうするって、僕はプログラマじゃないからできないよ。その仕事は僕ではなく、プログラマに依頼してください、って言っちゃうよ。 | |
そうだよね。でも、IDM3ではそれが自分でできちゃうんだ。「Designer」というツールを使ってね。 | |
Designerは、ビジュアルな開発環境と設定環境を提供してくれる、とても便利なツールじゃ。承認ルールの図を描くのと同じように、IDM3に設定できるのじゃ。ほら、このように、マウスをドラッグして、こっちとあっちの部門を繋いで、そして・・・・ | |
わあ、スゴイ! どんどん流れ図ができていく! | |
本当だ。これなら僕にだってできる。ということは、管理者の人たちも、自分たちで設定ができるわけだ。 | |
えっへん! こういうのを「洗練されたユーザインタフェース」って言うんだよ。 | |
百聞は一見にしかず、とは、まさにこのことね。出来上がったものも、こうして見られるわけだから、上層部の人たちも、「しっかり」納得ね。 | |
その通りじゃ。IT専門誌の製品比較レポートでも、Designerは高く評価されておる。可視化した状態で作業ができ、確認もそのままできるということは、作業効率を大幅に上げられる。何よりも「使いやすさ」こそ、そのシステムの優劣を分けると言っても、過言ではないぞ。 | |
わかりやすさが一番だね。「ルック&フィールの良さ」とも言うね。 | |
なんか異性の品定めみたいな言葉・・・。 | |
ハッ、ハッ、ハッ、おもしろい発想じゃ。まさに的を突いとる。 | |
ルックは「見た目」、フィールは「感じ」だから、そうだね。でも、コンピュータの操作性を表す言葉としてよく使われるよ。 | |
一つ質問。IDM3が導入されるのはうれしいけど、それって、また使い方を覚えなくっちゃ、いけないんだね。 | |
答えから言えば、その心配は無用じゃ。Designerは、設計や設定だけでなく、システムを使う側に対しても、恩恵を与えておるのじゃ。この場合も、キーワードはルック&フィールなんじゃ。 | |
えっ、どういうこと? | |
みんなが使う画面を考えてごらん。画面や操作方法が変わると、また覚えなくっちゃいけないから、大変だよね。だったら、使う側のルック&フィールを変えないようにシステムを作ってあげればいいわけなんだ。 | |
じゃあ、今までのイントラネットと同じように、Webブラウザで操作できるんだ。 | |
そうじゃ。ただし、そのように作ればの話じゃが。 | |
多くの社員が、そうなることを願っているから、設計する人たちも考えてくれるよ、きっと。 | |
私は、これで、ぜーんぶ、悩み解決! 最近まで「アイディンティティ管理システム」って言葉だけでウンザリしていた自分が、嘘みたい。 | |
僕も同じ。これからは、僕たちがみんなに教えてあげなくっちゃ、ね? | |
その調子、がんばってね。 | |
IDM3の導入がますます楽しみになってきたわい。 |
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第6回 革新は陰でこっそり。見慣れたあなたでいて!
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