早いもので年賀状の季節が到来しました。パソコンでカラフルなオリジナリティ溢れる年賀状が、簡単に作れるとあって、この時期、プリンタメーカーは一年で最も熱い商戦中です。

今年の年賀状素材を集める

パソコンで年賀状を作るのに、一番簡単なのは、ずばり、はがき作成ソフトを利用することです。写真や絵を入れた文面も宛名書きも、専用ソフトだけあって、楽にきれいに出来上がります。デジカメで撮った写真を入れたい場合も、簡単にはめ込んで、いろいろな加工ができます(図１、２)。

図１ 最初からたくさんの見本が入っているので、気に入ったものを選ぶ。これだけでも十分きれい。(使用ソフトは「筆まめ13」)	図２ 図1のイラストをデジカメで撮った写真に変更。そしてフレームで飾ると、オリジナリティ満点。ここまでがマウスの操作だけでできる。

もし、この手のソフトがまだないなら、数千円の投資で済みますから、ぜひ購入しましょう(表１)。来年用の羊のイラストも満載です。

表１ 主なはがき作成ソフト

ソフト名	発売元	価格
筆まめVer.13	クレオ	5,980円
筆王2003 for Windows	アイフォー	4,980円
宛名職人2003	アジェンダ	4,980円
Microsoft はがきスタジオ2003	マイクロソフト	4,980円
蔵衛門9 年賀状パック2003	オリンパス光学工業	6,800円

すでにソフトがある場合、バージョンアップは一手段ですが、羊の素材がほしいだけなら、インターネット上の無料素材サイトがお勧めです(図３)。お気に入りがなければ、豊富な素材のある有料サイトで、ほしい素材のみ1点買いするのもよいでしょう(図４)(表２)。素材集を1冊買うよりはずっと安上がりですし、書店に行く手間もかかりません。

表2 便利な年賀状サイト

名称	有料 無料	備考
2003年版 年賀状作成おたすけサイト	無料	毎年キャノンが提供する、年賀状関連のリンク集。ここ自体で無料で素材を提供しているが、リンクをたどるのもよい。
おめでた満タン2003	有料	「具満タン」で有名なDEXが運営するサイト。豊富で高品質なイラストや写真が満載。1点買い可能。

図３ 無料イラストサイト例(出典：キヤノン「2003年版 年賀状作成おたすけサイト」)		図４ 有料素材サイト例(出典：DEX「おめでた満タン2003)

プリンタかそれとも

次に大きな問題となるのが印刷です。以前購入してから、すでに数年以上経っているなら、買い換えを検討してもいいでしょう。最近のカラープリンタは1～4万円台で入手でき、旧機種と比べれば、驚くほどきれいに速く印刷できるようになっているはずです。

しかし、こんなことはありませんか？

大量枚数の印刷で時間がとてもかかり、はがきの補充等でプリンタにつきっきり
全面に背景の色が付いたデザインにしたら、あっという間にインク切れ、インク代が大変
思ったようなきれいな色にならない、印字品質がイマイチ
それなら、わざわざプリンタを買い換えないでも、きれいな印刷ができる方法は別にもあります。インターネット上で申し込める印刷サービスを利用しましょう(表３)。

表3 オリジナルの画像を入れた、はがき印刷サービスがオンライン申し込みできるサイト

名称	提供会社	備考
オンラインラボ	コニカ	申込みから受け取りまで自宅・会社で可能
ネットポストカード
富士フイルム	受け取りのみフジカラー店なので、代金の後払いができる。
Print@kodak	コダック	はがきやカレンダー以外で、マグカップなどに印刷できるフォトグッズあり。

図５ コニカ「オンラインラボ」。デジカメで撮った写真画像をアップロードし、仕上がりイメージを確認するステップ。デザイン選択から注文確認まで全7ステップで、これはちょうど真ん中の第4ステップ目。

例えばコニカ「オンラインラボ」なら、無料のユーザ登録後、用意されたテンプレートに、デジカメで撮った写真をアップロードするだけで完成(図５)。あとは出来上ったはがきが宅配でやって来るのを待つだけです。写真入りの年賀状を300枚作成するとして、官製はがき代込みで3万円程度となります。

前述のはがき作成ソフトの中には、ソフトで作成したままの内容で、印刷部分だけをこれらのサービスサイトに簡単に申し込める機能が付いたものもあります。

こんな原稿を書きながら、いつも自分の年賀状は年が明けてから「本当の年賀状」書きとなっている私。でも、プリントサービスを利用するなら早い方が料金もお得です。

http://www.hatena.ne.jp/

「人力検索サイト」という言葉を聞いたことはありますか？

検索エンジンはいくつもありますが、キーワードで検索したり、カテゴリ分けされた中から目的のホームページを探し出すのは意外と大変なことです。

そんなときは、人力検索サイト「はてな」で質問してみましょう。登録された質問内容に該当するホームページを、あなたに代わってインターネットの達人たちが調べてくれます。自分だけでは、とても検索できなかったようなホームページも、ここで聞けばわかるかもしれません。質問を登録した後は、回答を待つだけです。

「はてな」で検索するためには、無料のユーザー登録をする必要があります。すると200ポイントがもらえるので、1つの質問に対して60ポイント以上の点数をつけて登録します。ポイントを使い切ったときは、別途にポイントを購入するか、他の質問に回答してポイントを増やすことができます。

最近は、企業イメージや信頼性を高めるために、個人情報の取り扱いについて、自Webサイトで明記している組織が増えてきました。(株式会社アイドゥのホームページより)

住基ネットの開始で「個人情報」の扱われ方やその漏洩が一気にクローズアップされました。個人情報とは、氏名・生年月日・電話番号・所属企業など、いくつかを組み合わせることで個人を特定できるもの全てのことです。

情報ネットワーク化のめざましい発展で、集められた情報が、一瞬にしてばらまかれる危険性をはらんできた現在、それをどう守っていくかは急務です。

その一対策として法整備があげられますが、これはまさに個人情報の漏洩を防止するための法案です。正式名称は「個人情報の保護に関する法律案」といいます。

この法案は一方で「メディア規制法」とも呼ばれ、マスコミと政治家を巡る、表現・報道の自由に関する法案として取り上げられています。が、実際は「個人情報取扱事業者」を対象としており、営利・非営利にかかわらず、千人程度の個人情報を扱うなら、企業のみならずだれでも対象となります。インターネットビジネス関連のほとんどの事業者が該当するでしょう。

ホームページ上で扱う顧客情報は、利用目的、本人の同意なしでの情報提供の禁止などについて、明記しなくてはなりません。また、取得した個人情報が流出しないよう、具体的な対策を取る必要があります。

図１ メイン画面。改善、最適化項目は多岐にわたる。

図２ 目玉機能である「ウィザード」の起動画面。４つのカテゴリが用意されている。

図３ 「スタンダードウィザード」画面。基本的な修正ならボタンをクリックするだけ。

Windowsはバージョンアップのたびに高機能・多機能化を続けてきました。そのため、パソコンに求められる性能も新しいバージョンほど高くなっています。たった2～3年前に購入したパソコンでさえ、Windows98やMeだったのをWindows XP(以下XP)にした途端に、起動時間が長くなったり、何となく動きが遅くなることが多いのが現状です。

もちろん、コントロールパネルで設定をこまめに調整したり、レジストリと呼ばれる部分に手を加えることで、状況を改善できる可能性はかなり大きいといえます。が、一部のヘビーユーザならいざ知らず、一般のパソコン利用者にとっては大変な作業で、パソコンが起動しなくなる危険性があり、時間的にもコスト的にも見合わないでしょう。

そこでお奨めしたいのが、環境改善ユーティリティー、環境最適化ツールなどと呼ばれるソフトです。中でも今回紹介する「XPturbo」は、XP用に特化した最適化ツールで、初心者でも安全・確実な調整が素早くでき、パソコン内の改善・最適化を図れます。

「XPturbo」で可能な設定項目は多岐にわたりますが(図１)、最大の特徴は、簡単なクリック操作だけで複合的な調整を実現することができる「ウィザード」機能でしょう(図２)。速度を改善する「スピード」、速度と共に安定性を高める「スタンダード」(図３)、セキュリティをアップさせる「ポリシー」、変更された環境設定をインストール時に近い内容に復旧させる「レスキュー」という4つのカテゴリが用意されています。

また、一部の変更不可能なアイコンを変更したりすることで自分専用のデスクトップを構成したり、インターネットの接続に関する項目を改善し、スピードアップを図れるなど、「XPturbo」は現在のパソコン活用のあらゆる側面で快適性を向上してくれます。