私は出不精だ。
一旦家を出れば、きちんと目的地まで行き
「ああ、来て良かった。また、来たいなあ。」
と思うけど、
家を出るまでの決心がなかなか付かない。 何か面倒なのだ。
でも、そういう人がとても多いことを、あらためて知った。
出不精などど言いつつも、昨日は炎天下の中、ある会社で行われた研究会に参加した。
その中で、小松製作所健康保険組合の常務理事である木村道弘氏の講演「主婦健診システムからコマツゆうゆうシステムへ」は、私にとって、公私ともに興味深い内容だった。
「コマツゆうゆうシステム」とは、被扶養者向け、つまり、従業員の奥様をはじめとする家族向け健康診査の仕組み。Webを見ると、次のように説明されている。
自宅で簡易に健診できる「コンピュータドック」を基盤とし、無料の「健康診断」と「郵送がん健診」を組み合わせたシステムです
健診の第一段階である、「コンピュータドック」は、
まさに私のような横着者のために作ってくれた!と思える秀逸システム。
これは、
1.自宅に送られてきた問診票のようなものに回答し、
2.返信封筒に入れて、ポストに投函
という、これだけ見れば、ごく普通のもの。
それでも、ここには大きなポイントがある。
木村氏曰く、
「健康診断を受けに行ってください、だけでは行かない人が多い。
わざわざ外に出かけるのは面倒だから。
それなれば、自宅でできるものにすれば、便利になるはず。」
と。
確かにそうだ。
実は私、何年か前、アフィリエイトで自宅検診セットを取り扱ったら、何と2ヶ月で4セットも売れちゃって、報酬¥12,000(¥3,000×4セット)をGET。
そんなこともあって、比較的最近の記事でも紹介したくらい。
そう、家を出るのが面倒。
だって、
・どの服を着ようか考え、悩み
・服を着替え
・お化粧して
・髪をブローしたり巻いたりして
・その他、身支度を調えて
・お財布にお金を入れて
・健診であれば受付票なりを忘れずに持って行って
・少し遠くであれば、バスや電車の時間を調べ、気にして、・・・
という一連のことをすべてやらなければいけないから、考えるだけで億劫になってしまう。
それに、外に出ると、使わなくてもいいお金を使いそう(いわゆるムダ遣い)、とも思うし。
それにしても、大企業の健保組合が被扶養者に利用してもらう方法をマジメに取り組み、開発し、またそれが話題になってしまう、ということは、
世の中、いかに出不精の横着者が多いか
を如実に示しているわけで、私は、お仲間がいっぱい!と、うれしくなってしまう。
それでも、横着者にとっては、まだ難関が・・・。
・問診票の入った封筒を開け、
・問診票を読んで回答し、
・返信封筒に入れ、 ・・・・封緘に糊やセロテープがいるなら一層面倒
・ポストに入れる ・・・私は持って出ても、よく入れ忘れる
これ、とても大変。
でも、ちゃんと返送すれば、単に診断結果が送られてくるだけでなく
1.抽選であたるプレゼント
2.診断結果の返送時に、「歯科健診キット」と料理本がもらえる
3.健診補助の権利保有者には人間ドック等の「健診補助申請用紙」配布
がある。
プレゼント大好き(タダでもらえるのがうれしい)な私としては、大喜びで回答しそうだ。
さらに、回答しないと、権利があってもそれを行使できない、つまり権利消滅という損はしたくないので、それにも危機感を持って、返送するだろう。
今やるのが面倒なので、後でやろう、と思いつつ、そのうち忘れてしまう。
私はそういうことが、よくある。
なんと、期限が近くなっても回答しない人には、ちゃんとお手紙で知らせてくれるのだ。
そこまで、健保組合が面倒を見てくれるなんて・・・・。
ホントに出不精、横着者の性分をよ~く、わかってくれてるねぇ! と拍手を贈りたい。
この「コマツゆうゆうシステム」が
横着者を基準、つまり、横着が普通
という考え方で作られているのが、何ともうれしい。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 出不精は大勢いた! -横着研究所その5-
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