今回の税制改正、いわゆる税源移譲で所得税が安くなった分、住民税は増えましたよね。
(知らない人は、自分の給与明細をよく見て昨年と比べましょう!)
私の実家がある、岡山県倉敷市のとある住民が
「杉並区は住民税がタダになるらしい」
と倉敷市議会議員さん(←私の友人)に電話をかけた。
東京都に住んでいる私もそんな話知らない。
スタッフに杉並区の住民がいるが、先日、杉並区から会社に送付された今年の納税通知書を見る限り、当たり前だが、彼の住民税も昨年よりかなり高くなっている。
(会社では、税金を給料から源泉徴収しなければならないので、誰からいくら徴収するかの税額が通知される。)
それで、杉並区役所のホームページを覗いてみた。
ぱっと見た感じでは、やはり見当たらない。
倉敷市議会議員である友人の調査によれば
東京都杉並区の山田宏区長は、区予算の1割を毎年積み立て、その利子分で住民税を減税し、将来的には無税にする「減税自治体構想」に取り組むことを明らかにしていました。ただ、試算では積み立てを始めてから78年後に無税になるとのことでした。
さて、その杉並区住民の彼に尋ねてみた。
私 「杉並区の減税自治体構想って知ってる?」
彼 「聞いたこともありません。何ですか、それ?」
私 「杉並区は、78年後に住民税が無税になるそうよ。
と言っても78年後には、生きてないよね。」
彼 「ギリギリ生きているような。
でも、少なくとも78年後には杉並区には住んでいませんよ。」
杉並区の住民である彼も、東京23区の住民である私も知らなかった、減税自治体構想。
もっと地元の施策(?)に敏感にならなくっちゃ、ね。
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