自宅である、今のマンションには新築で住み始めてから早7年目。
マンションの売り出し時(つまり8年ほど前になる)、ウリの一つは「インターネットマンション」であった。
回線は、OCNエコノミー。128kbps。
それでもインターネットマンションというだけあって、全戸にLANの口がある。
その後、私は、たまたまマンション管理組合の理事長を2年間務めることとなり、その間に
128kbps → ADSL 1.5Mbps → 光ファイバー 100Mbps
と回線のグレードアップを行った。
が、今日はその後の話である。
回線は100Mbpsになったものの、マンションに入っているプロバイダでは、光IP電話も映画なんかの動画配信のサービスも受けられない。
以前からこの点は不満で、プロバイダに尋ねていたが、「そのうちに検討はします」と言われ、そのまま約3年。
ついでに言っておくと、マンションに勝手に光ファイバーを通すことは、共有部分の変更になり、認められないので、個別に引くことはずっと昔に断念していた。
昨年、やっとマンション管理組合がプロバイダ変更について検討を始めてくれ、某超メジャー会社のサービスを導入しようか、という所まで、つい最近、漕ぎ着けたようだ。
4月最終の土曜日(ゴールデンウィーク初日)にマンションの総会を開くという通知があり、その資料がポストに入っていた。
やっと光回線のプロバイダーが変わるんだ。
この総会の議案の一つである「インターネット通信サービス会社導入承認の件」が承認されれば、実施となる。
私は喜んだ。
が、それも束の間。資料をよく見ると、何だか私の予想とは、ちょっと違う方向に。
「このサービスは個別契約となるので、契約されない方は料金はかかりません。」
ここまでは良かった。
資料を何枚かめくり、今期の予算で、従来通りの「インターネット設備管理費・通信費」が計上されているのを見つけた。この料金は、管理費の一部として全戸から徴収されている。
ということは、今までのインターネット料金はそのまま払い続け、新たに今度のサービスを受けるのであれば、それも払う?
光回線料金を2重払いするってこと?
確かめるべく、マンション管理会社に尋ねた。
その通りです。
従来の設備を外すのは、規約の変更が必要で、解約手続きも面倒なのです。だから、今のものはそのまま使い続け、新たにもう1本回線を引くのです。
と。
サービス業者の乗り換えではなく、追加だということに気づいた。
さらに、導入時の方式は、VDSL方式。これは、LAN配線がない集合住宅用だ。
既存のものを利用できれば、宅内装置なんていらないのに。
そう、LAN配線方式があるので、既存のLAN回線を利用できれば、宅内装置なんて不要だ。でも、既存のものには手を付けられないから、結局、こうなるのか・・・
諸手を挙げての賛成派だった私だが、これを知り、急に気持ちは冷めてしまった。
新しい回線を入れることには反対はしないだろうけど、自分の家で使うかと言えば、
きっと使わないだろう。
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